<レポート> 第3回 ボイス読書会 「わが友ヒットラー」 9月30日

すっかり秋の空気に入れ替わった9月30日に第3回ボイス読書会「わが友ヒットラー」は行われました。
場所は駒込地域文化創造館。参加者2名。
今回もご好評いただきました。
登場人物4名、参加者2名、待ち時間が少ない上に二役の面白みもありました。
ボイス読書会は少人数を意識すると良いのかなぁと感じました。

読了後のディスカッションの抜粋をご紹介します。

・シュトラッサーはゲーマー
→パワーゲームにしか関心が行っていない
→ゲームに勝ってどうしようというのか理念が見えない
→その意味でホリエモン
→労働者のことを思ってなどいない気がする
・レームは見たいものしか見ていない
→その意味でネトウヨ
→同性愛趣味を感じさせる
→作者の代理人でもあるように思える
・クルップは落ち着いた老人として描かれているのに自分の商品の銃が謀殺に使用されたことを知って饒舌になっているのが奇妙
→死の商人なのでセールスマインドの発露なのでは?
・ヒットラーは悪だなぁ
→中道と言っているがこれは中道ではない
・第二次世界大戦前後の日本にカブる
→二二六の青年将校へのオマージュを感じる
→山本五十六と幹部の対立も連想させる
→戦後日本の象徴天皇制への嫌悪感を感じさせる箇所がある
→ヒットラーは昭和天皇の役どころ?
→シュトラッサーは幣原喜重郎?
→するとレームは二二六の青年将校?
・ところどころ毒がある
→笑うところ、結構ある
・レームが処刑されるところ、取り乱したとある
→作者としてレームの処刑は描くに忍びなかったのであろう
・レームは友情友情と言うが、権力闘争の世界なのに…
→浮世離れしている
・三島由紀夫は薄っぺらくない?
→人物の造形にまるで深みがない
→漫画のように役割分担が明確だからだろう
→自分にとっての理想の天皇像をヒットラーに託した気がする
・サド侯爵夫人とわが友ヒットラーで女性しか出ない、男性しか出ないと対比しているが、どうしてそんなにジェンダーに囚われるのか?
→三島の同性愛趣味を想起させられる対構造である

会の雰囲気は伝わりましたでしょうか。

Comments are Disabled